こんにちは!雪ゴロウです。
今回は私が保有している唯一の米国個別銘柄であるブリティッシュ・アメリカン・タバコ(以下、BTI)についての基本情報、配当戦略、そして投資する上での注意点まで、30代FIRE志望の雪ゴロウが本音で解説していきます。
BTIは高配当銘柄で有名な英国企業であり、私はBTIを「買い増し&ホールド」し続けていき配当金額を高めていく戦略を取っていますし、余程なことがない限り、これからも大きな変更はないかなと思います。

BTIはお気に入り銘柄の1つです!
BTIという銘柄を初めて聞いた方も中にはいると思うので、まずは簡単に企業概要について。
日本株のお気に入り銘柄については、上記リンクより確認して下さい。
高配当銘柄BTIとは?企業概要とビジネスモデル
BTIはイギリスに本社を置く世界有数のタバコメーカー。
代表的なブランドには「Dunhill(ダンヒル)」「Lucky Strike(ラッキーストライク)」「Pall Mall(パールモール)」などがあります。
さらに近年は、加熱式タバコや電子タバコ(Vuseブランド)にも力を入れており、「煙の出ない未来」を掲げた事業転換を進めています。



日本だと加熱式タバコのglo(グロー)が有名ですね
- 本社:ロンドン(英国)
- 時価総額:約700億ドル(2025年8月時点)
- 従業員数:5万人以上
- 事業地域:世界180カ国以上
タバコ需要は世界的に減少傾向ですが、新興国市場ではまだ需要があり、値上げによる利益維持が可能かつ、ニコチン依存性の高さから収益は比較的安定しています。
高配当銘柄BTIの配当利回りと株主還元
BTIの最大の魅力は、なんと言っても高配当というところ。
米国株の中でもトップクラスだし、配当金生活を目指す投資家にはうってつけの銘柄かと思います。
- 配当支払いは年4回(四半期ごと)
- 配当性向は70%超(利益の多くを株主に還元)
- 20年以上連続で配当維持または増配
2025年の配当金額では、1株あたり約3.79$となっておりますが、株価高騰により配当利回りは約5.57%と落ち着いてきております。(2025年8月10日時点)



それでも5%越えの利回りは魅力的ですね!


BTIにおける投資の魅力とリスク
投資の魅力
BTI(タバコ事業)における投資の魅力を考えてみました。
- 年間配当利回りが6〜9%と高水準
- 圧倒的なキャッシュフロー
- 新規事業へのシフト
BTIの最大の魅力は、世界でもトップクラスの高配当利回りであり、2025年8月時点での予想配当利回りは約5.57%。
たとえば100万円分保有しておけば、税引前で年間約8万2,000円が配当金として入ってくる計算かつ、四半期ごとの配当(年4回)のため、定期的なキャッシュフローを確保できます。
高配当株投資で「生活費の一部を配当でまかなう」という戦略にピッタリです。
またBTIは世界180か国以上で販売網を持つタバコ大手企業であり、2024年度の営業利益率は約40%と高水準を維持し、配当原資となるフリーキャッシュフローも年間200億ドル超を確保しています。
紙巻きタバコの需要減少は世界的な流れですが、BTIは次世代たばこ(加熱式・電子たばこ)分野へ大規模投資中であり、「Vuse」(電子タバコ)や「glo」(加熱式)は市場シェアを順調に拡大し、2024年には全売上の約16%を占めるまで成長しています。
これが将来の減煙トレンドにも適応する形になっていて、長期的な事業継続性を高めています。
投資のリスク
一方でBTIにおけるリスクをいくつか考えてみました。
- 規制リスク
- 為替リスク
- 成長性の限界
「規制リスク」は、年々各国でタバコの規制が強化されており、広告や販売チャネルの制限が厳しくなっていることで売上に影響を及ぼしかねないということです。
「為替リスク」においては、外国株を購入する場合は基本的に影響を受けるものと考えてもらえればいいのですが、受け取った配当金等を日本円に替える場合はタイミングなど要注意です。
「成長性の限界」という部分において、先進国ではこれ以上タバコ事業の成長は見込めなと考えるべきで、新興国市場や新規事業での成長が必要になります。
高配当銘柄BTIを使った配当戦略
私の戦略は「買い増し&ホールド」で考えています。
株価が低迷して高配当利回りになったタイミングでコツコツ買い増し、配当を再投資して雪だるま式に資産を増やす。
- 株価が下がったら少しずつ買い増し
- 配当金は再投資
- 長期で保有し、複利効果を最大化
特にBTIは株価がボックス圏で動く傾向があるため、安値圏(30ドル前後)で拾うのが狙い目だと思っていますが、今はかなり株価が高騰していますので、購入は我慢するしかないですね…



ここまで高騰するとは予想外です…


私が保有しているBTIの状況ですが、含み益はかなり出ています。
配当金をもらっても1株あたりの株価が高く、今時点での再投資は考えさせられる状況です。
結論:BTIは高配当×安定性×将来性の三拍子そろった銘柄
BTIは、
- 年間利回り8%超の高配当
- 景気に左右されにくい嗜好品ビジネス
- 次世代たばこ市場への成長投資
配当金を生活費の一部に充てるFIRE戦略や、外貨資産の分散先としても非常に相性がいいと考えます。
「安定した配当とドル収入を確保しながら、将来性にも期待できる銘柄」を探しているなら、BTIは候補に入れて損はないと思います。
とは言え、先に挙げた通りタバコ規制や為替の影響は避けることはできませんので、配当重視のポートフォリオに組み込み、資産の一部としてじっくり育てるのが王道戦略です。